「管理職に昇格したけど、予想よりも給料が低かった」「出世したのになんで給料が下がるの」という方もいるのではないでしょうか。
管理職は責任を伴う役職のため、就けば満足のいく給料がもらえると思いますよね。しかし、管理職は思わぬところに給料の落とし穴があるんです。
そこで本記事では、管理職になって給料が下がる3つの理由と、給料を上げるための方法をお伝えしていきますね。
この記事を読めば、なぜ管理職についたのに給料が下がるのかが分かるでしょう。読み進めて参考にしてくださいね。
- 管理職になって給料が下がる3つの理由
- 管理職になって給料が下がる理由①「残業代が支給されない」
- 管理職になって給料が下がる理由②「大幅なボーナスカット」
- 管理職になって給料が下がる理由③「業績が給料に反映される」
- 管理職になって給料を上げるなら、「5つ」の行動をしよう
- 管理職の給料アップに必要な行動①「役員と接点を持っておく」
- 管理職の給料アップに必要な行動②「リーダーシップを発揮」
- 管理職の給料アップに必要な行動③「小さなミスでもすぐ解決」
- 管理職の給料アップに必要な行動④「会議で積極的に発言する」
- 管理職の給料アップに必要な行動⑤「部署の業績を上げる」
- 給料が下がるなら、「転職」も1つの方法として考えておこう
- 【まとめ】給料が下がる時に、自分の働き方を見つめてみよう
管理職になって給料が下がる3つの理由

管理職に就いて給料が下がる理由は、以下の3つが考えられますよ。
- 残業代が支給されない
- 大幅なボーナスカットをされる
- 業績が給料に反映される
特に大きな原因は、「残業代が支給されない」「大幅なボーナスカットをされる」ところです。
管理職に就き、今まで支給されていたものが、もらえなくなってしまうと収入面で不安を感じてしまいますよね。
「なんで給料が下がるのか具体的に知りたい」という方もいるでしょう。次の項目では、管理職になって給料が下がる、具体的な理由をお伝えしていきますね。
管理職になって給料が下がる理由①「残業代が支給されない」

初めに紹介する、管理職になって給料が下がる理由は、「残業代が不支給になる」ためです。
管理職にあたる方は、以下の労働基準法第41条により、残業代の支払いはされません。
第四十一条 この章、第六章及び第六章の二で定める労働時間、休憩及び休日に関する規定は、次の各号の一に該当する労働者については適用しない。
一 別表第一第六号(林業を除く。)又は第七号に掲げる事業に従事する者
二 事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者
三 監視又は断続的労働に従事する者で、使用者が行政官庁の許可を受けたもの出典:e-GOV法令検索 より
そのため、管理職は一般社員時代の残業代以上の稼ぎがないと、給料が少なくなってしまうのです。
「一般社員時代に、バリバリ夜遅くまで仕事をしていた」という方は、残業代が出ないため、給料が下がっていることが考えられますよ。
管理職になって給料が下がる理由②「大幅なボーナスカット」

2つ目に紹介する、管理職になって給料が下がる理由は、「大幅にボーナスカットされる可能性」があるからです。
一般社員は労働組合に守られているため、会社の業績が悪くなったとしても、ボーナスが大幅に下がりません。
しかし、管理職は労働組合に守られていないため、大幅にボーナスカットをされる可能性があるのです。
いざ、管理職に就いたとしても、「思ったよりボーナスが少なかった…」ということも考えられますよ。
管理職になって給料が下がる理由③「業績が給料に反映される」

3つ目に紹介する、管理職になって給料が下がる理由は、「業績が給料に反映される」からです。
管理職は担当部署の業績を元に給料計算されていることが多く、部署全体の業績が下がってしまうと、給料も下がってしまう場合があります。
そのため、管理職は担当部署の業績が落ちてしまうと、時間給の一般社員の給料よりも少なくなってしまうことが多いです。
管理職になったばかりの方は「給料が下がるのを何とかしたい」と思うでしょう。次の項目では、管理職として給料を上げる5つの方法をお伝えしていきますね。
管理職になって給料を上げるなら、「5つ」の行動をしよう

管理職になって、給料を上げるためには、以下の「5つの行動」を実践してみましょう。
- 役員クラスと多くの接点を持っておく
- リーダーシップを発揮して目立つ
- 小さなミスでもすぐに解決する
- 会議では積極的に発言をする
- 担当部署の業績を上げる
管理職になって給料を上げるなら、「役員の目に止まるような行動」や「担当部署の業績を上げること」を意識すると、昇進・昇給の機会を得られます。
上司や部署内の部下との付き合い方を見直すことで、業績に良い影響を与え、役員への評価も良くなり、給料を上げることができるでしょう。
次の項目から、管理職の給料をアップさせるための具体的な行動を1つ1つお伝えしていきます。ぜひ、実践してみましょう。
管理職の給料アップに必要な行動①「役員と接点を持っておく」

管理職は、「役員の方と多くの接点を持っておく」ことで、給料が上がりやすくなりますよ。
役員クラスとのコミュニケーションを増やしておくことで、役員はあなたに仕事を割り振ってくれる機会が多くなります。
役員からの与えられた仕事を着実にこなしていけば、「○○さんの昇格を推薦したい」と、役員からの後押しで、さらに給料が増えるポジションになれますよ。
また、自分の会社の役員クラスだけでなく、他社の役員クラスとのつながりを作っておくことで、あなたの市場価値も高くなるでしょう。
管理職の給料アップに必要な行動②「リーダーシップを発揮」

管理職は、リーダーシップを発揮して目立っておくと、役員クラスに対して、良い印象付けをしやすくなります。
例えば、「部下とプロジェクトのアイデアを出し合って斬新な内容にまとめた」となれば、あなたに対して役員達は、期待の目を向けるでしょう。
逆にあなただけが目立つようなことをしていても、管理職としてのリーダーシップを評価されないので、注意しましょう。
部下をまとめて役員クラスから評価されるために、まず部下1人1人と向き合って仕事をしてみてくださいね。
管理職の給料アップに必要な行動③「小さなミスでもすぐ解決」

管理職になって給料を上げるなら、「小さなミスでもすぐに解決すること」も重要です。
仕事上のミスは必ずつきものですが、大なり小なり、すぐに解決しておかないとより大きな問題に発展してしまいます。
例えば「ちょっとしたクレームへの返答を忘れていた」となったら、後々大きなクレームに膨らんでしまうことが多いです。
膨らんで大きくなったミスを役員の耳に届いてしまうと、あなたの昇進にも響き、給料をあげることが難しくなるでしょう。
管理職の給料アップに必要な行動④「会議で積極的に発言する」

管理職は、会議で積極的に発言をすることで役員に対して良い印象を与えられます。
意欲的な姿勢を見せることで、今後の昇進にも良い影響を与え、給料を上げやすくなるでしょう。
「○○君は、鋭い意見をしてくれるな」と、ほかの人が思いつかないような意見をすれば、役員はあなたの意見に良い評価をしてくれます。
会議の前に、議題について深く考えを巡らせておくことで、良い意見や疑問点が出てくるでしょう。
管理職の給料アップに必要な行動⑤「部署の業績を上げる」

最後にお伝えする、管理職の給料アップに必要な行動は、「担当部署の業績を上げる」ことです。
管理職の給料は、担当部署の業績の数字で決まることが多いです。
そのため、担当部署の業績をあげるために「何が必要か」「どんな動き方をしていけばいいのか」ということを考えていく必要がありますよ。
役員の目に止まるだけでなく、業績も上げることで、さらに管理職の給料が上がるでしょう。
給料が下がるなら、「転職」も1つの方法として考えておこう

管理職に就き、業務内容が変わり、業務量が増えたにもかかわらず、給料が下がる場合は「転職」も1つの方法として考えましょう。
あなたの今の業務内容で、今よりも良い給料をもらえる企業を見つければ、生活が豊かになるはずです。
「仕事が多くて大変だな」という方は、業務量が少ないところに転職することもよいでしょう。
転職を考える前に、「転職エージェント」を使っておくことで、いざ職を変える際にあなたに合った会社が見つかりやすくなるでしょう。以下の記事を参考にしてくださいね。
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【まとめ】給料が下がる時に、自分の働き方を見つめてみよう

今回は、管理職になって給料が下がる3つの理由と、給料を上げる方法についてお伝えしてきました。
管理職の方の中でも、実務者兼管理職として働いている方が多くなってきています。
支給される給料に対して、膨大な業務量で毎日疲れている方もいるでしょう。
あなたに適した業務内容の会社をあらかじめ調べておくと、いざというときの転職にも役立つでしょう。あなたに合った仕事を探してみてくださいね。